安全は数値、安心は主観。顔出しすると「安心」を買える。
やっぱり「顔」が見えるとホッとする
農業学校が舞台の漫画「銀の匙」より気になったフレーズ。
『どの生徒さんもそうですけど、親御さんのお顔を見ると安心します。』
『まぁアレですな。農産物のパッケージに「私達が作ってます」って生産者の写真が載ってると安心するみたいな。』
『写真載ってると安心する?』
『作ってる人が自信持って「うちのだ!」って売り出してる訳だから信用していいんでないの?』
『でもさ、「安全」は数値的なもので客観的に示せるけどさ。「安心」って主観じゃん?そこを赤の他人である消費者に納得させるのってすごく難しいことなんじゃね?・・・と消費者目線から思うんだけど』
SNSやテレビにはまるのは「顔」が見えるから
手の届く範囲に人がいなくても、画面をのぞけば「顔」が見える。近くにいないのに、安心感がある。自分がその場に居ないのに、友達の集合写真や芸能人のトークを見ると安心する。SNSやテレビを見ようと思う時ってどこか寂しさを感じている時なんじゃないだろうか。あとは好奇心とかかな。寂しいから「顔」を見ることで安心感を得たい。
ブログとかSNSに限った話ならプロフィールに使われている写真が人の顔じゃなくてアイコンとかでも良いんですけどね。でもやっぱり「人の顔」に勝る証明写真は無いなぁと思ったりもします。親近感あるし。
顔を合わせる回数が増えるにつれて親近感も増す法則
人の主観とか感性に訴えかけるのは難しい、数値化できない。だから「顔」を晒すのはとっても有効な手段。
「単純接触効果」という恋愛本に良く書かれる心理法則があります。モテのテクニックに書かれてたりするやつ。書いてる通り会う回数が多いほど好意を持たれるよって心理法則。あれってテレビの映像とかSNSに貼ってる顔写真でも効果発揮するんですよね。映像を通して見てるだけなのに会ったこともない芸能人が身近に感じます。ブログで顔出ししておいてそれが何回も見てもらえたら親近感を持ってもらえる。友達感覚になってもらえる。最高じゃないですか!
社内恋愛が起こりやすくなる原因は?「単純接触効果」 | 「マイナビウーマン」
安心できる人の記事を読みたい
「万人受けする、誰が書いても共感を得られる」内容で記事を書き続けるって大変だなぁと思うんですよね。常に誰かの顔色を伺った内容を書くの疲れますもん。情報集めも大変だし。まぁブログに限った話なら「安心」を得るには顔を晒すだけじゃなくてまた読みたいって思ってもらえるような内容の記事も書き続けないと駄目なんでしょうけどね。顔出しするだけで有利に働くなら活用しますよ。
どんな内容を書こうが「この人が書くから読みたい」って思われるようになることがブロガーの完成系なのかもしれません。
銀の匙 Silver Spoon 13 (少年サンデーコミックス)
- 作者: 荒川弘
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2015/06/18
- メディア: コミック
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